HOME > 祈りの手引

祈りは、神と自分との自由な語らいです。決まりはありません。
ただ、祈る気持ちを助けるために、祈りの言葉を覚えるのもよいことです。

次に、教会で特におすすめする祈りをご紹介します。


主の祈り

イエスが教えてくださった祈りです。

天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖(せい)とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧(かて)を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。
アーメン。

アヴェ・マリアの祈り

聖書の受胎告知の言葉からとった祈りです。

アヴェ・マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子(おんこ)イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。

平和を求める祈り

アシジの聖フランシスコの祈りです。

神よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。
憎しみのあるところに、愛を
いさかいのあるところに、ゆるしを
分裂のあるところに、一致を
迷いのあるところに、信仰を
誤りのあるところに、真理を
絶望のあるところに、希望を
悲しみのあるところに、喜びを
闇のあるところに、光をもたらすことができますように

神よ、わたしに、慰められることよりも、慰めることを
理解されることよりも、理解することを
愛されることよりも、愛することを望ませてください。
自分を捨てて初めて自分を見いだし、ゆるしてこそゆるされ、
死ぬことによってのみ、永遠のいのちによみがえることを
深く悟らせてください。

朝の祈り

新しい朝を迎えさせてくださった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、
最悪のときにも感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを見いださせてください。
アーメン。

夕の祈り

一日の働きを終えたわたしに、
やすらかな憩いの時を与えてくださる神よ、
あなたに祈り、感謝します。
きょう一日、わたしを支えてくれた多くの人たちに
たくさんの恵みをお与えください。
わたしの思い、ことば、行い、怠りによって、
あなたを悲しませたことがあれば、どうかおゆるしください。
明日はもっと良く生きることができますように。
悲しみや苦しみの中にある人たちを、助けてください。
わたしが幸福の中にあっても、
困っている人たちを忘れることがありませんように。
アーメン。